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QRコードの作り方と置き場所 お店での使い方

2021年4月19日
読了時間: 6分

更新日:2 時間前

お店での使い方

QRコードの作り方と、お店での置き場所・大きさの決め方を図解。QRコードの仕組みと誤り訂正、作るときの注意、読み取りの確認、リンク先を変えられるようにする工夫まで、小さなお店ですぐ使える形でまとめました。

この記事でわかること

  • QRコードの仕組みと、汚れても読める理由(誤り訂正)

  • QRコードの作り方と、作るときに気をつけること

  • お店での置き場所・大きさの決め方と、リンク先の管理の工夫

QRコードとは?

QRコードは、白と黒の小さな四角を並べて情報を表す「2次元コード」の一つです。横方向にしか情報を持たないバーコードと違い、縦と横の両方向に情報を持つため、ずっと多くの情報を小さな面積に入れられます。

QRコードは、1994年に、デンソー(現在のデンソーウェーブ)の開発部門が発表しました。もともとは自動車の部品工場で、部品の管理を速く正確にするために作られたものです。開発元のデンソーウェーブによると、数字なら約7,000文字まで入れられ、漢字も扱えます。なお、「QRコード」はデンソーウェーブの登録商標です。

用語メモ

  • 2次元コード:縦・横の両方向に情報を持つコード。QRコードはその代表で、スマートフォンのカメラで読み取れる。

どうして汚れても読めるのか?

QRコードには、3つの角に大きな四角の印(切り出しシンボル)があります。読み取る側はこの印を見つけて、コードの位置や向きを素早くつかみます。どの向きから読んでも読めるのは、この印のおかげです。

さらに、QRコードには誤り訂正という機能があり、一部が汚れたり欠けたりしても、残りの部分から元の情報を復元できます。誤り訂正には4つのレベルがあります。

レベル

復元できる割合の目安

向いている場面

L

約7%

汚れにくい場所で、情報をたくさん入れたいとき

M

約15%

一般的な用途(よく使われる)

Q

約25%

汚れやすい場所

H

約30%

汚れやすい場所、中央にロゴを重ねるとき

レベルを上げるほど汚れに強くなりますが、同じ情報を入れるとコードの模様が細かくなります。チラシや店頭なら、MかQを選べば十分なことが多いでしょう。

QRコードの3つの切り出しシンボルと、汚れても読める誤り訂正の仕組みの図
QRコードの3つの切り出しシンボルと、汚れても読める誤り訂正の仕組みの図

QRコードの作り方は?

QRコードは、作成用のウェブサービスやソフトを使えば、だれでも作れます。手順は次のとおりです。

入れる内容を決める ホームページのURL、予約ページ、地図のページなど / 作成ツールにURLを入れる / 誤り訂正のレベルと大きさを選ぶ / 画像として保存する 印刷に使うなら、拡大しても粗くならない形式や、大きめのサイズで / 自分のスマートフォンで読み取って、正しいページが開くか確かめる

作るときの注意も押さえておきましょう。

  • URLはできるだけ短く:長いURLほど模様が細かくなり、小さく印刷すると読みにくくなる

  • 作成ツールの利用規約を確かめる:無料のツールの中には、ツール側のページを一度経由する仕組みのものや、一定期間で使えなくなるものもある

  • 周りに余白を取る:QRコードの周りには、模様の4マス分ほどの白い余白(クワイエットゾーン)が必要

  • 色は「濃い模様・明るい背景」:白黒を反転させたり、薄い色にしたりすると読めないことがある

お店のどこに置けばよい?

QRコードは、お客様が「もう少し知りたい」と思う場所に置くと読まれやすくなります。

置き場所

開いてもらうページの例

レジ横・会計のトレー

次回の予約ページ、ポイントの案内

テーブル・メニュー

料理の詳しい説明、アレルギーの案内

店頭の看板・ポスター

営業時間、地図、空き状況

チラシ・ショップカード

ホームページ、予約ページ

商品のタグ・POP

使い方の説明、動画

QRコードだけを置かず、「読むと何が分かるか」を一言添えることが大切です。「予約はこちら」「メニューの詳しい説明」など、読んだ先がイメージできると、読み取ってもらいやすくなります。

大きさは、どう決める?

大きさは、読み取る距離で考えます。手に取って読むチラシと、離れて見るポスターでは、必要な大きさがまったく違います。

  • 手元で読むもの(チラシ・カード):一辺2〜3cm程度から

  • 少し離れて読むもの(店頭のポスター):読み取る距離が長いほど大きく

  • 目安として、読み取る距離の10分の1程度の大きさがあると読みやすいと言われる

いちばん確実なのは、実際に置く場所で、何台かのスマートフォンで読んでみることです。照明の反射や、ガラス越しで読めないこともあるため、設置したら必ず試しましょう。

読み取る距離に応じたQRコードの大きさの目安を示す図
読み取る距離に応じたQRコードの大きさの目安を示す図

リンク先を後から変えたいときは?

QRコードは、一度印刷すると中身を変えられません。ホームページのURLが変わると、チラシやポスターのQRコードがすべて使えなくなってしまいます。

これを防ぐには、QRコードに入れるURLを、自分で管理できるページにしておくのが基本です。

ポイント

  • 自社のホームページの中に、QRコード専用のページを作っておく

  • ページの移転が必要になったら、古いURLから新しいURLへ転送の設定をする

  • チラシごとに別のURLにしておくと、どのチラシから来たかを数えられる

QRコードを置いたら、どれくらい読まれたかを毎月見ることで、置き場所や言葉の改善にもつなげられます。

よくある質問

Q. QRコードを作るのに許可や料金は必要ですか?

A. デンソーウェーブは、規格に沿ったQRコードの利用について特許の権利を行使しない方針を公表しています。作成ツールによっては料金や利用条件があるため、それぞれの規約を確かめてください。

Q. QRコードの真ん中にお店のロゴを入れてもよいですか?

A. 誤り訂正のレベルを高くして作れば、読み取れる場合があります。ただし、ロゴが大きすぎると読めなくなるため、必ず複数のスマートフォンで確かめてください。

Q. 古いスマートフォンでも読めますか?

A. 多くのスマートフォンは、カメラのアプリやQRコードを読む機能で読み取れます。念のため、QRコードの近くに短いURLや検索の言葉も書いておくと親切です。

確認問題

答え合わせをしてみましょう

  • 問1 QRコードを1994年に発表したのは、どこですか。 答え:デンソー(現在のデンソーウェーブ)の開発部門

  • 問2 汚れや欠けがあっても情報を復元できるQRコードの機能を何と呼びますか。 答え:誤り訂正

  • 問3 印刷したQRコードのリンク先を、後から変えられるようにするための工夫を1つ挙げてください。 答え:自社のホームページの中にQRコード専用のページを作り、そのURLを入れておく(必要なら転送の設定をする)。

まとめ

  1. QRコードは縦横に情報を持つ2次元コード。1994年にデンソー(現デンソーウェーブ)が発表した

  2. 誤り訂正(L・M・Q・H)で、汚れや欠けがあっても読める

  3. URLは短く、周りに余白を取り、作ったら必ず読み取りを試す

  4. 置き場所には「読むと何が分かるか」を一言添える

  5. 中身は後から変えられないので、自分で管理できるURLを入れる

参考にした情報

デンソーウェーブ「QRコード開発ストーリー」 https://www.denso-wave.com/ja/technology/vol1.html

デンソーウェーブ「QRコードドットコム」 https://www.qrcode.com/

デンソーウェーブ「誤り訂正機能」 https://www.qrcode.com/about/error_correction.html

監修:株式会社日本マーケティング 編集部

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