QRコードの作り方と置き場所 お店での使い方
更新日:2 時間前
お店での使い方
QRコードの作り方と、お店での置き場所・大きさの決め方を図解。QRコードの仕組みと誤り訂正、作るときの注意、読み取りの確認、リンク先を変えられるようにする工夫まで、小さなお店ですぐ使える形でまとめました。
この記事でわかること
QRコードの仕組みと、汚れても読める理由(誤り訂正)
QRコードの作り方と、作るときに気をつけること
お店での置き場所・大きさの決め方と、リンク先の管理の工夫
QRコードとは?
QRコードは、白と黒の小さな四角を並べて情報を表す「2次元コード」の一つです。横方向にしか情報を持たないバーコードと違い、縦と横の両方向に情報を持つため、ずっと多くの情報を小さな面積に入れられます。
QRコードは、1994年に、デンソー(現在のデンソーウェーブ)の開発部門が発表しました。もともとは自動車の部品工場で、部品の管理を速く正確にするために作られたものです。開発元のデンソーウェーブによると、数字なら約7,000文字まで入れられ、漢字も扱えます。なお、「QRコード」はデンソーウェーブの登録商標です。
用語メモ
2次元コード:縦・横の両方向に情報を持つコード。QRコードはその代表で、スマートフォンのカメラで読み取れる。
どうして汚れても読めるのか?
QRコードには、3つの角に大きな四角の印(切り出しシンボル)があります。読み取る側はこの印を見つけて、コードの位置や向きを素早くつかみます。どの向きから読んでも読めるのは、この印のおかげです。
さらに、QRコードには誤り訂正という機能があり、一部が汚れたり欠けたりしても、残りの部分から元の情報を復元できます。誤り訂正には4つのレベルがあります。
レベル | 復元できる割合の目安 | 向いている場面 |
|---|---|---|
L | 約7% | 汚れにくい場所で、情報をたくさん入れたいとき |
M | 約15% | 一般的な用途(よく使われる) |
Q | 約25% | 汚れやすい場所 |
H | 約30% | 汚れやすい場所、中央にロゴを重ねるとき |
レベルを上げるほど汚れに強くなりますが、同じ情報を入れるとコードの模様が細かくなります。チラシや店頭なら、MかQを選べば十分なことが多いでしょう。

QRコードの作り方は?
QRコードは、作成用のウェブサービスやソフトを使えば、だれでも作れます。手順は次のとおりです。

作るときの注意も押さえておきましょう。
URLはできるだけ短く:長いURLほど模様が細かくなり、小さく印刷すると読みにくくなる
作成ツールの利用規約を確かめる:無料のツールの中には、ツール側のページを一度経由する仕組みのものや、一定期間で使えなくなるものもある
周りに余白を取る:QRコードの周りには、模様の4マス分ほどの白い余白(クワイエットゾーン)が必要
色は「濃い模様・明るい背景」:白黒を反転させたり、薄い色にしたりすると読めないことがある
お店のどこに置けばよい?
QRコードは、お客様が「もう少し知りたい」と思う場所に置くと読まれやすくなります。
置き場所 | 開いてもらうページの例 |
|---|---|
レジ横・会計のトレー | 次回の予約ページ、ポイントの案内 |
テーブル・メニュー | 料理の詳しい説明、アレルギーの案内 |
店頭の看板・ポスター | 営業時間、地図、空き状況 |
チラシ・ショップカード | ホームページ、予約ページ |
商品のタグ・POP | 使い方の説明、動画 |
QRコードだけを置かず、「読むと何が分かるか」を一言添えることが大切です。「予約はこちら」「メニューの詳しい説明」など、読んだ先がイメージできると、読み取ってもらいやすくなります。
大きさは、どう決める?
大きさは、読み取る距離で考えます。手に取って読むチラシと、離れて見るポスターでは、必要な大きさがまったく違います。
手元で読むもの(チラシ・カード):一辺2〜3cm程度から
少し離れて読むもの(店頭のポスター):読み取る距離が長いほど大きく
目安として、読み取る距離の10分の1程度の大きさがあると読みやすいと言われる
いちばん確実なのは、実際に置く場所で、何台かのスマートフォンで読んでみることです。照明の反射や、ガラス越しで読めないこともあるため、設置したら必ず試しましょう。

リンク先を後から変えたいときは?
QRコードは、一度印刷すると中身を変えられません。ホームページのURLが変わると、チラシやポスターのQRコードがすべて使えなくなってしまいます。
これを防ぐには、QRコードに入れるURLを、自分で管理できるページにしておくのが基本です。
ポイント
自社のホームページの中に、QRコード専用のページを作っておく
ページの移転が必要になったら、古いURLから新しいURLへ転送の設定をする
チラシごとに別のURLにしておくと、どのチラシから来たかを数えられる
QRコードを置いたら、どれくらい読まれたかを毎月見ることで、置き場所や言葉の改善にもつなげられます。
よくある質問
Q. QRコードを作るのに許可や料金は必要ですか?
A. デンソーウェーブは、規格に沿ったQRコードの利用について特許の権利を行使しない方針を公表しています。作成ツールによっては料金や利用条件があるため、それぞれの規約を確かめてください。
Q. QRコードの真ん中にお店のロゴを入れてもよいですか?
A. 誤り訂正のレベルを高くして作れば、読み取れる場合があります。ただし、ロゴが大きすぎると読めなくなるため、必ず複数のスマートフォンで確かめてください。
Q. 古いスマートフォンでも読めますか?
A. 多くのスマートフォンは、カメラのアプリやQRコードを読む機能で読み取れます。念のため、QRコードの近くに短いURLや検索の言葉も書いておくと親切です。
確認問題
答え合わせをしてみましょう
問1 QRコードを1994年に発表したのは、どこですか。 答え:デンソー(現在のデンソーウェーブ)の開発部門
問2 汚れや欠けがあっても情報を復元できるQRコードの機能を何と呼びますか。 答え:誤り訂正
問3 印刷したQRコードのリンク先を、後から変えられるようにするための工夫を1つ挙げてください。 答え:自社のホームページの中にQRコード専用のページを作り、そのURLを入れておく(必要なら転送の設定をする)。
まとめ
QRコードは縦横に情報を持つ2次元コード。1994年にデンソー(現デンソーウェーブ)が発表した
誤り訂正(L・M・Q・H)で、汚れや欠けがあっても読める
URLは短く、周りに余白を取り、作ったら必ず読み取りを試す
置き場所には「読むと何が分かるか」を一言添える
中身は後から変えられないので、自分で管理できるURLを入れる
参考にした情報
デンソーウェーブ「QRコード開発ストーリー」 https://www.denso-wave.com/ja/technology/vol1.html
デンソーウェーブ「QRコードドットコム」 https://www.qrcode.com/
デンソーウェーブ「誤り訂正機能」 https://www.qrcode.com/about/error_correction.html
監修:株式会社日本マーケティング 編集部
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