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ホームページの作り方の基本 小さなお店が最初に決めること

2019年7月22日
読了時間: 7分

更新日:2 時間前

小さなお店が最初に決めること

小さなお店がホームページを作る前に決めることを図解。目的・載せる内容・ドメイン・ページの構成・更新の仕方まで、失敗しない順番でまとめました。

この記事でわかること

  • ホームページを作る前に「何のために作るのか」を決める方法

  • 最低限、載せておきたい内容と、ドメイン・サーバーという言葉の意味

  • 公開したあとに、更新と見直しを続けるための考え方

作る前に、まず「目的」を決める

ホームページ制作でいちばん多い失敗は、「とりあえず作った」ことです。きれいなデザインにお金をかけても、何のためのホームページなのかが決まっていないと、誰も見ない、見ても何も起きない、という結果になりやすいのです。

最初に、次の中から一番の目的を1つ選んでください。

目的

見た人に取ってほしい行動

必要なもの

来店してほしい

お店に来る

地図・営業時間・外観や店内の写真

予約してほしい

予約する

予約フォーム・電話番号・空き状況の目安

問い合わせてほしい

連絡する

問い合わせフォーム・電話番号・対応の流れ

目的がひとつに絞れると、ページに何を載せるか、どこに「ボタン」を置くかが自然に決まります。何でも載せようとせず、「見た人にして欲しいことを一つ」に絞るのが成功のコツです。

ホームページを作る前に決める順番(目的→内容→住所と土地→更新→見直し)
ホームページを作る前に決める順番(目的→内容→住所と土地→更新→見直し)

載せる内容は「最低限」から始める

最初から立派なホームページを目指すと、完成までに時間がかかります。小さなお店は、まず最低限の内容で公開して、あとから足していくのがおすすめです。

最低限、次の7つを載せましょう。

お店の名前と、何をしているお店かを一言で 会社 / 場所と行き方 住所、地図、目印、駐車場の有無 / 営業時間・定休日 / 連絡先 電話番号。受付時間も / メニュー・商品・サービスと、料金の目安 / 写真 外観、店内、商品。お客様が来たときの様子がわかる物 / 予約・問い合わせの方法 どうやって申し込むか

特に大事なのは、「自分のお店のことを知らない人が見て、迷わず来られるか」です。毎日見慣れている自分たちには当たり前でも、初めての人は「どこにあるの」「何時まで」「いくらくらい」が知りたいのです。

Google が公開している検索エンジン最適化(SEO)のガイドでも、サイトの名前や会社名、住所などの重要な情報を含めること、文章は読みやすく整理して誤字脱字を直すこと、古い情報は更新するか削除することが勧められています。

ドメインとサーバー ホームページの「住所」と「土地」

ホームページを公開するには、ドメインとサーバーという2つが必要です。ここは言葉が難しいので、家にたとえて説明します。

メモ

  • ドメイン=ホームページの「住所」。例:example.co.jp のような、アドレスの文字列。 サーバー=ホームページのデータを置いておく「土地と建物」。24時間つながり続けるコンピュータ。

  • ドメインは、住所(アドレス):インターネット上で、お客様が自分のお店にたどり着くための名前です。一度決めて広めると、変えにくいので慎重に選びます。

  • サーバーは、置き場所:写真や文章のデータを置き、お客様のアクセスがあったときに表示させます。月額または年額の契約で借りる方法(レンタルサーバー)が一般的です。

ドメインの種類の選び方

ドメインの末尾(.com、.jp、.co.jp など)にはいろいろな種類があります。日本でよく使われる「JP ドメイン」には、次のような違いがあります。

  • co.jp:会社などの組織向けの種類で、1つの組織が登録できるのは原則として1つ(JPRS の「1組織1ドメイン名」の考え方)

  • 汎用JP(〇〇.jp):国内に住所のある個人・組織であれば、いくつでも登録できる(英数字のほか日本語も使える)

信頼感を重視する会社は co.jp を、個人のお店や手軽に始めたい場合は .jp や .com を選ぶなど、目的に合わせて決めます。ドメインは年ごとの更新が必要で、更新を忘れると使えなくなることがあります。契約者名と更新日は、必ず記録しておきましょう。

気を付けたいこと

  • ドメインやサーバーの契約は、会社(お店)の名義で行う。制作会社や知人の名義にしてしまうと、あとで困ることがあります

  • ログインに必要な ID・パスワードは、複数人で管理して紛失に備える

  • アドレスが https:// で始まる、通信が暗号化された状態(SSL)にしておくと、お客様が安心して見られます。申し込みフォームがある場合は特に大切です

更新できる体制をつくる

ホームページは、作った日がスタートです。営業時間やメニュー、料金が変わったのに更新していないページは、お客様に誤った案内をしてしまい、かえって信頼を落とします。

更新のしやすさを決めるのは、作り方です。

方法

向いている人

ポイント

制作会社に頼む

手間を減らしたい

更新のたびに依頼と費用がかかる場合がある。内容と費用を事前に確認

自分で作れるサービスを使う

自分で更新したい

画面を見ながら編集でき、費用を抑えやすい

一部は自分で、一部は制作会社に

バランスを取りたい

お知らせ欄だけは自分で更新できる形が多い

どの方法でも、「誰が」「いつ」更新するのかを決めておくことが一番大切です。担当者が決まっていないと、更新は後回しになりがちです。

また、パソコンだけでなく、スマートフォンで見ても見やすいことは必須です。いまは、お店を探すとき、スマートフォンで調べる人が多いからです。

公開したら終わりではない 見直しの習慣

公開後は、月に1回でよいので次の点を見直します。

営業時間・電話番号・料金に変更はないか / 古いお知らせが残っていないか / 問い合わせが来ているか 来ていない場合、ボタンの位置や言葉を見直す / スマートフォンで見て、見にくい箇所はないか / 新しい写真に差し替えられる所はないか

Google の案内では、ほかのサイトからのリンクや、名刺・ポスターへの URL 記載も、サイトを見つけてもらう手段として挙げられています。名刺、チラシ、レシート、お店の看板に、ホームページのアドレスや QR コードを載せることから始めましょう。

また、無料で使える店舗情報の登録サービス(Google マイビジネス)に、お店の情報を登録しておくと、地図などでお店を探す人に見つけてもらいやすくなります。ホームページと内容をそろえておくことが大切です。

公開後の見直しサイクル(月1回の点検)
公開後の見直しサイクル(月1回の点検)

よくある失敗と対策

失敗

対策

作ったあと何も更新しない

更新の担当者と日を最初に決める

情報を詰め込みすぎて見づらい

目的を1つに絞り、最低限の7項目から

契約者が制作会社になっている

会社名義で契約し、ID・パスワードを共有

ドメインの更新を忘れる

更新日をカレンダーに登録

電話番号や営業時間が古い

月1回、見直しの日を決める

よくある質問

Q. ホームページとブログ、どちらを先に作るべきですか?

A. 先にホームページ(お店の基本情報)です。名前・場所・営業時間・連絡先が載った土台があって、はじめてブログが生きてきます。

Q. 写真はプロに頼むべきですか?

A. 最初はスマートフォンで撮った写真でも十分です。明るい場所で、何の写真かわかるように撮りましょう。看板メニューや外観など大事な写真だけプロに頼む方法もあります。

Q. ドメインは自分で決めてもよいですか?

A. はい。お店の名前や、覚えやすい英数字にするのが一般的です。ただし一度決めて広めると変えにくいので、短く、読み間違えにくい名前にしましょう。

確認問題

答え合わせをしてみましょう

  • 問1 ホームページを作る前に最初に決めることは何ですか。 答え:一番の目的(来店・予約・問い合わせなど、見た人に取ってほしい行動)を1つ。

  • 問2 ドメインとサーバーを家にたとえると、それぞれ何にあたりますか。 答え:ドメイン=住所、サーバー=土地(と建物)。

  • 問3 co.jp は、1つの組織が原則いくつ登録できますか。 答え:原則として1つ(1組織1ドメイン名)。

まとめ

  1. 作る前に、目的を1つ決める(来店・予約・問い合わせ)

  2. 最初は最低限の7項目で公開し、あとから足す

  3. ドメイン=住所、サーバー=土地。名義と更新日を管理する

  4. 更新する人と日を決める。スマートフォンでの見やすさも確認

  5. 公開後は月1回の見直しを続ける

参考にした情報

一般社団法人日本レジストリサービス(JPRS)「JPドメイン名の規則」 https://jprs.jp/about/dom-rule/

Google 検索セントラル「検索エンジン最適化(SEO)スターターガイド」 https://developers.google.com/search/docs/fundamentals/seo-starter-guide?hl=ja

Impress Watch「汎用JPドメイン名」(2018年の報道) https://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/1104651.html

監修:株式会社日本マーケティング 編集部

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