ホームページの作り方の基本 小さなお店が最初に決めること
更新日:2 時間前
小さなお店が最初に決めること
小さなお店がホームページを作る前に決めることを図解。目的・載せる内容・ドメイン・ページの構成・更新の仕方まで、失敗しない順番でまとめました。
この記事でわかること
ホームページを作る前に「何のために作るのか」を決める方法
最低限、載せておきたい内容と、ドメイン・サーバーという言葉の意味
公開したあとに、更新と見直しを続けるための考え方
作る前に、まず「目的」を決める
ホームページ制作でいちばん多い失敗は、「とりあえず作った」ことです。きれいなデザインにお金をかけても、何のためのホームページなのかが決まっていないと、誰も見ない、見ても何も起きない、という結果になりやすいのです。
最初に、次の中から一番の目的を1つ選んでください。
目的 | 見た人に取ってほしい行動 | 必要なもの |
|---|---|---|
来店してほしい | お店に来る | 地図・営業時間・外観や店内の写真 |
予約してほしい | 予約する | 予約フォーム・電話番号・空き状況の目安 |
問い合わせてほしい | 連絡する | 問い合わせフォーム・電話番号・対応の流れ |
目的がひとつに絞れると、ページに何を載せるか、どこに「ボタン」を置くかが自然に決まります。何でも載せようとせず、「見た人にして欲しいことを一つ」に絞るのが成功のコツです。

載せる内容は「最低限」から始める
最初から立派なホームページを目指すと、完成までに時間がかかります。小さなお店は、まず最低限の内容で公開して、あとから足していくのがおすすめです。
最低限、次の7つを載せましょう。

特に大事なのは、「自分のお店のことを知らない人が見て、迷わず来られるか」です。毎日見慣れている自分たちには当たり前でも、初めての人は「どこにあるの」「何時まで」「いくらくらい」が知りたいのです。
Google が公開している検索エンジン最適化(SEO)のガイドでも、サイトの名前や会社名、住所などの重要な情報を含めること、文章は読みやすく整理して誤字脱字を直すこと、古い情報は更新するか削除することが勧められています。
ドメインとサーバー ホームページの「住所」と「土地」
ホームページを公開するには、ドメインとサーバーという2つが必要です。ここは言葉が難しいので、家にたとえて説明します。
メモ
ドメイン=ホームページの「住所」。例:example.co.jp のような、アドレスの文字列。 サーバー=ホームページのデータを置いておく「土地と建物」。24時間つながり続けるコンピュータ。
ドメインは、住所(アドレス):インターネット上で、お客様が自分のお店にたどり着くための名前です。一度決めて広めると、変えにくいので慎重に選びます。
サーバーは、置き場所:写真や文章のデータを置き、お客様のアクセスがあったときに表示させます。月額または年額の契約で借りる方法(レンタルサーバー)が一般的です。
ドメインの種類の選び方
ドメインの末尾(.com、.jp、.co.jp など)にはいろいろな種類があります。日本でよく使われる「JP ドメイン」には、次のような違いがあります。
co.jp:会社などの組織向けの種類で、1つの組織が登録できるのは原則として1つ(JPRS の「1組織1ドメイン名」の考え方)
汎用JP(〇〇.jp):国内に住所のある個人・組織であれば、いくつでも登録できる(英数字のほか日本語も使える)
信頼感を重視する会社は co.jp を、個人のお店や手軽に始めたい場合は .jp や .com を選ぶなど、目的に合わせて決めます。ドメインは年ごとの更新が必要で、更新を忘れると使えなくなることがあります。契約者名と更新日は、必ず記録しておきましょう。
気を付けたいこと
ドメインやサーバーの契約は、会社(お店)の名義で行う。制作会社や知人の名義にしてしまうと、あとで困ることがあります
ログインに必要な ID・パスワードは、複数人で管理して紛失に備える
アドレスが https:// で始まる、通信が暗号化された状態(SSL)にしておくと、お客様が安心して見られます。申し込みフォームがある場合は特に大切です
更新できる体制をつくる
ホームページは、作った日がスタートです。営業時間やメニュー、料金が変わったのに更新していないページは、お客様に誤った案内をしてしまい、かえって信頼を落とします。
更新のしやすさを決めるのは、作り方です。
方法 | 向いている人 | ポイント |
|---|---|---|
制作会社に頼む | 手間を減らしたい | 更新のたびに依頼と費用がかかる場合がある。内容と費用を事前に確認 |
自分で作れるサービスを使う | 自分で更新したい | 画面を見ながら編集でき、費用を抑えやすい |
一部は自分で、一部は制作会社に | バランスを取りたい | お知らせ欄だけは自分で更新できる形が多い |
どの方法でも、「誰が」「いつ」更新するのかを決めておくことが一番大切です。担当者が決まっていないと、更新は後回しになりがちです。
また、パソコンだけでなく、スマートフォンで見ても見やすいことは必須です。いまは、お店を探すとき、スマートフォンで調べる人が多いからです。
公開したら終わりではない 見直しの習慣
公開後は、月に1回でよいので次の点を見直します。

Google の案内では、ほかのサイトからのリンクや、名刺・ポスターへの URL 記載も、サイトを見つけてもらう手段として挙げられています。名刺、チラシ、レシート、お店の看板に、ホームページのアドレスや QR コードを載せることから始めましょう。
また、無料で使える店舗情報の登録サービス(Google マイビジネス)に、お店の情報を登録しておくと、地図などでお店を探す人に見つけてもらいやすくなります。ホームページと内容をそろえておくことが大切です。

よくある失敗と対策
失敗 | 対策 |
|---|---|
作ったあと何も更新しない | 更新の担当者と日を最初に決める |
情報を詰め込みすぎて見づらい | 目的を1つに絞り、最低限の7項目から |
契約者が制作会社になっている | 会社名義で契約し、ID・パスワードを共有 |
ドメインの更新を忘れる | 更新日をカレンダーに登録 |
電話番号や営業時間が古い | 月1回、見直しの日を決める |
よくある質問
Q. ホームページとブログ、どちらを先に作るべきですか?
A. 先にホームページ(お店の基本情報)です。名前・場所・営業時間・連絡先が載った土台があって、はじめてブログが生きてきます。
Q. 写真はプロに頼むべきですか?
A. 最初はスマートフォンで撮った写真でも十分です。明るい場所で、何の写真かわかるように撮りましょう。看板メニューや外観など大事な写真だけプロに頼む方法もあります。
Q. ドメインは自分で決めてもよいですか?
A. はい。お店の名前や、覚えやすい英数字にするのが一般的です。ただし一度決めて広めると変えにくいので、短く、読み間違えにくい名前にしましょう。
確認問題
答え合わせをしてみましょう
問1 ホームページを作る前に最初に決めることは何ですか。 答え:一番の目的(来店・予約・問い合わせなど、見た人に取ってほしい行動)を1つ。
問2 ドメインとサーバーを家にたとえると、それぞれ何にあたりますか。 答え:ドメイン=住所、サーバー=土地(と建物)。
問3 co.jp は、1つの組織が原則いくつ登録できますか。 答え:原則として1つ(1組織1ドメイン名)。
まとめ
作る前に、目的を1つ決める(来店・予約・問い合わせ)
最初は最低限の7項目で公開し、あとから足す
ドメイン=住所、サーバー=土地。名義と更新日を管理する
更新する人と日を決める。スマートフォンでの見やすさも確認
公開後は月1回の見直しを続ける
参考にした情報
一般社団法人日本レジストリサービス(JPRS)「JPドメイン名の規則」 https://jprs.jp/about/dom-rule/
Google 検索セントラル「検索エンジン最適化(SEO)スターターガイド」 https://developers.google.com/search/docs/fundamentals/seo-starter-guide?hl=ja
Impress Watch「汎用JPドメイン名」(2018年の報道) https://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/1104651.html
監修:株式会社日本マーケティング 編集部
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