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0120の正体 「フリーダイヤル」はサービスの名前

2022年9月19日
読了時間: 6分

更新日:2 時間前

「フリーダイヤル」はサービスの名前

フリーダイヤルとは何か、0120は全部フリーダイヤルなのかを解説。サービス名と総称(着信課金サービス)の違い、0120と0800の桁数、通話料を受ける側が払うしくみを図解します。

この記事でわかること

  • フリーダイヤルとは何か、0120の番号は全部フリーダイヤルなのか

  • 「フリーダイヤル」は商標(サービスの名前)で、総称は「着信課金サービス」であること

  • 0120と0800の違い、発信する人の通話料が無料になるしくみ

フリーダイヤルとは? 実は「サービスの名前」

「0120で始まる番号は、全部フリーダイヤル」と思っていませんか。実はこれは、少し正確ではありません。

フリーダイヤルとは、NTTコミュニケーションズが提供する、通話料を電話を受ける側が払うサービスの名前(商標)です。「フリーダイヤル」のサービス名称とロゴマークは、NTTコミュニケーションズの登録商標とされています。

用語メモ

  • 商標:自社の商品やサービスの名前・マークを、他社が勝手に使えないように守る権利。たとえば「セロテープ」はニチバンの商標で、一般的な呼び名は「セロハンテープ」。

では、総称は何でしょうか。電話を受ける側が通話料を払う仕組みは、一般に着信課金(ちゃくしんかきん)サービスと呼びます。総務省の電気通信番号の制度でも、0120と0800は「着信課金機能」を持つ番号として整理されています。

フリーダイヤルとは:サービス名と総称の関係を示す図
フリーダイヤルとは:サービス名と総称の関係を示す図

他の会社にも、同じ仕組みのサービスはある?

あります。たとえば、KDDIは「フリーコールS」、NTT東日本は「フリーアクセス」という名前で、通話料を受ける側が払う電話サービスを提供しています。いずれも、名前は違っても、着信課金という仕組みは同じです。KDDIの番号ポータビリティの案内にも、「フリーダイヤル」のマークと名称はNTTコミュニケーションズの登録商標である旨が書かれています。

呼び名

位置づけ

着信課金サービス

仕組み全体の一般的な呼び方(総称)

フリーダイヤル

NTTコミュニケーションズのサービス名(登録商標)

フリーコールS

KDDIのサービス名

フリーアクセス

NTT東日本のサービス名

つまり、会社の電話番号が0120で始まっていても、そのサービスが「フリーダイヤル」とは限りません。契約している会社のサービス名で呼ぶのが正確です。

0120と0800は何が違う?

どちらも、通話料を受ける側が払う着信課金の番号です。違いは主に番号の長さです。

番号

桁数

番号の例

総務省の整理

0120

10桁

0120-×××-×××(0120+6桁)

付加的役務電話番号(着信課金機能)

0800

11桁

0800-×××-××××(0800+7桁)

付加的役務電話番号(着信課金機能)

0120は「0120+6桁」で、数字の組み合わせは100万通り。0800は「0800+7桁」で、1,000万通りあります。桁が多いぶん、使える番号の数が多くなります。

用語メモ

  • 付加的役務電話番号:電話番号の制度(電気通信番号計画)の中で、通話料の負担のしかたなど、付加的なサービスを持つ番号の区分。0120や0800がこれにあたる。

発信する人は、なぜ無料になるの?

仕組みのイメージは次のとおりです。

発信する人が、0120の番号に電話する / 通信会社の交換設備が、「0120」の番号を、実際につなぐ先の電話番号に読みかえる(番号の変換) / 通話はその先につながり、通話料は受ける側に請求される 契約者

つまり、0120の番号は会社の「表の番号」で、実際の電話機やビジネスフォンの回線は別の番号を持っています。表の番号と実際の番号が別々という点が、この仕組みの特徴です。

着信課金のしくみ:0120から実際の番号へ読みかえる流れの図
着信課金のしくみ:0120から実際の番号へ読みかえる流れの図

会社はどんな使い方をする?

導入する会社は、かける人の通話料を自社で引き受けます。身近な使い方は次のとおりです。

ポイント

  • 商品やサービスの問い合わせ窓口の番号

  • 通信販売の注文の番号

  • 資料請求や予約の受付

受ける先は、会社のビジネスフォン(PBX)や、ひかり電話の回線などです。どの回線につなぐかは契約で決めます。

知っておきたい注意点

ポイント

  • 通話料を払うのは受ける側:契約者は、受けた分の通話料を払う。使い方によって費用が大きく変わる

  • 発信元によって扱いが異なる場合がある:携帯電話やIP電話など、発信元の種類によっては、つながらない・料金が異なる場合があるため、事業者の案内で確認する

  • 名前の使い方:広告やサイトに「フリーダイヤル」と書けるのは、フリーダイヤルを契約している場合に限られる。他社サービスなら「フリーコール」「フリーアクセス」またはその会社の名称を使う

  • 料金や条件は変わる:契約条件や料金は、各社の最新の案内で確認する

番号の頭を見れば、種類が分かる?

電話番号は、頭の数字でおおよその種類が分かります。0120と0800が「着信課金」の番号だと分かれば、他の番号との違いも整理しやすくなります。

番号の頭

主な種類

0+市外局番(例:011)

固定電話

090・080・070

携帯電話

050

IP電話

0120・0800

着信課金(通話料を受ける側が払う)

0570のナビダイヤルや050のIP電話は、それぞれ別の記事で扱います。番号の頭の数字は、通話料の払い方や、つながる仕組みを見分ける手がかりになります。

よくある質問

Q. 0120の番号は全部「フリーダイヤル」ですか?

A. いいえ。0120の番号は、複数の事業者のサービスで使われます。「フリーダイヤル」は、そのうちNTTコミュニケーションズのサービスの名前です。

Q. 0800と0120で、つながりやすさは違いますか?

A. 仕組みは同じ着信課金の番号です。違いは桁数です。つながりやすさは、受ける側の回線の数などで決まります。

Q. 0570(ナビダイヤル)も同じ仕組みですか?

A. 別のサービスです。0570は着信課金の0120・0800とは区別されます。別の記事で詳しく説明します。

確認問題

答え合わせをしてみましょう

  • 問1 「フリーダイヤル」は、どの会社のサービス名ですか。 答え:NTTコミュニケーションズ(登録商標)。

  • 問2 通話料を受ける側が払うサービスの総称を何と言いますか。 答え:着信課金サービス。

  • 問3 0120と0800は、それぞれ何桁の電話番号ですか。 答え:0120は10桁、0800は11桁。

まとめ

  1. 「フリーダイヤル」はNTTコミュニケーションズのサービス名(登録商標)

  2. 総称は「着信課金サービス」。KDDIの「フリーコールS」なども同じ仕組み

  3. 0120は10桁、0800は11桁。どちらも着信課金の番号

  4. 発信する人の通話料が無料になるのは、受ける側が払うから。表の番号を実際の番号へ読みかえている

参考にした情報

NTTコミュニケーションズ「フリーダイヤル」(サービス紹介・商標) https://www.ntt.com/business/services/voice-video/freedial-navidial/freedial/lp/st.html

KDDI「フリーコールS(通話料金着信払いサービス)に関する説明」 https://media3.kddi.com/extlib/files/business/cloud-network-voice/voice/free-call-s/application/pdf/service.pdf

NTT東日本「フリーアクセス・ひかりワイド」 https://business.ntt-east.co.jp/service/hikari_of/free.html

総務省「電気通信番号制度の概要」(0120・0800の区分と桁数) https://www.soumu.go.jp/main_content/000958753.pdf

監修:株式会社日本マーケティング 編集部

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