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メールの基本ルール 宛先・CC・BCCの使い分け

2019年9月23日
読了時間: 5分

更新日:2 時間前

宛先・CC・BCCの使い分け

メールの宛先(To)・CC・BCCの違いと使い分けを図解。BCCを使うべき場面、件名の付け方、返信と全員返信の違い、誤送信を防ぐ送信前の確認まで、仕事のメールの基本ルールを分かりやすく解説します。

この記事でわかること

  • メールの「宛先(To)」「CC」「BCC」の違いと、それぞれを使う場面

  • BCCを使わないと何が起きるのか、誤送信を防ぐ確認の仕方

  • 件名の付け方と、「返信」と「全員に返信」の使い分け

宛先・CC・BCCは何が違う?

メールを送る画面には、相手のアドレスを入れる欄が3つあります。違いは、「だれに向けたメールか」と「ほかの受信者からアドレスが見えるか」です。

欄

意味

受け取った人から見えるか

主な使い方

宛先(To)

このメールの主な相手

見える

用件を伝えたい相手、返事がほしい相手

CC

参考までに知らせる相手(Carbon Copy=写し)

見える

上司・同じ担当の同僚など、内容を共有したい相手

BCC

ほかの受信者に知らせずに送る相手(Blind Carbon Copy)

見えない

多くの社外の方への一斉の案内、内緒で控えを送る場合

CCの「カーボンコピー」は、昔の複写用の紙(カーボン紙)で書類の写しを作ったことに由来します。メールの仕組みを定めた国際的な技術の文書(RFC 5322)にも、To・Cc・Bccの3つの欄が定められています。

用語メモ

  • BCC:BCCに入れたアドレスは、ほかの受信者の画面には表示されない。BCCで受け取った人どうしも、互いのアドレスを知ることはできない。

宛先(To)・CC・BCCで、受け取った人からアドレスが見えるかどうかの違いを示す図
宛先(To)・CC・BCCで、受け取った人からアドレスが見えるかどうかの違いを示す図

CCはどんなときに使う?

CCは、「あなたに対応してほしいわけではないが、知っておいてほしい」ときに使います。

ポイント

  • 取引先への連絡を、社内の上司にも知らせる

  • 担当が2人いる案件で、もう1人にも経過を共有する

  • 引き継ぎの途中で、新しい担当者にも流れを見せる

CCに入っている人は、原則として返事をしなくてもよい立場です。逆に言えば、対応してほしい人をCCに入れてしまうと、「自分宛てではない」と思われ、返事が来ないことがあります。対応してほしい人は必ず宛先(To)に入れるのが基本です。

また、本文の最初に「(CC:営業部 山田様)」のように、CCに入れた人を書いておくと、受け取った人が「だれに共有されているか」を確かめやすくなります。

BCCを使うべきなのはどんなとき?

BCCがいちばん大切になるのは、お互いに知り合いではない複数の方へ、同じメールを送るときです。

  • お客様への一斉のお知らせ(営業日の変更、セミナーの案内など)

  • 複数の取引先への同じ連絡

  • 説明会の参加者への案内

このとき宛先やCCに全員のアドレスを入れてしまうと、受け取った全員に、ほかの人のメールアドレスが見えてしまいます。メールアドレスは、名前や会社名が分かる場合、個人情報にあたることがあります。総務省の情報セキュリティの解説でも、CCとBCCの取り違えは誤送信のよくある例として挙げられています。

送り方

起きること

100人のお客様をCCに入れて送る

100人全員に、ほかの99人のアドレスが見える

100人のお客様をBCCに入れて送る

一人ひとりには、自分のアドレスしか見えない

多くの方へ定期的に送る場合は、BCCに頼るより、一斉配信の仕組み(メール配信サービス)を使う方が、入れ間違いが起きにくく安全です。

件名はどう付ける?

件名は、受け取った人が開く前に用件が分かるように付けます。

ポイント

  • 用件を具体的に:「お世話になっております」ではなく「9月30日の打ち合わせ日時のご確認」

  • 必要なら【】で種類を示す:【ご確認】【ご依頼】【共有】など

  • 期限があれば入れる:「見積もりのご送付(9月27日までにご返信ください)」

  • やり取りが続いたら、件名も見直す:「Re:Re:Re:」が続き、内容と件名がずれていたら付け直す

「返信」と「全員に返信」の違いは?

返信は、送ってきた人にだけ返します。全員に返信は、送ってきた人に加えて、宛先とCCに入っていた人全員に返します(BCCの人には届きません)。

ポイント

  • 全員で共有すべき内容 → 全員に返信

  • 送ってきた人にだけ伝えたい内容(お礼、個別の質問など) → 返信

「全員に返信」で、本来1人に伝えるつもりだった内容を全員に送ってしまう失敗はよくあります。押す前に、宛先とCCの欄に誰が入っているかを目で確かめる習慣をつけましょう。

誤送信を防ぐには、送る前に何を確かめる?

送信ボタンを押す前に、次の5つを確かめます。

宛先・CC・BCCの欄は正しいか 特に一斉送信のときはBCCか / アドレスの入力補完で、名前の似た別の人が選ばれていないか / 添付ファイルは正しいものか 別のお客様の資料ではないか / 件名と本文の相手の名前・日付・金額は正しいか / 必要に応じて、送る前にほかの人に確かめてもらう
メールを送る前に確かめる5つの点の流れ
メールを送る前に確かめる5つの点の流れ

最近のメールソフトには、送信ボタンを押してから数十秒だけ送信を待つ設定や、社外の宛先が含まれるときに確認を出す設定があるものもあります。こうした機能を使うのも有効です。

よくある質問

Q. BCCで受け取った人が「全員に返信」するとどうなりますか?

A. BCCで受け取った人の返信は、送った人と、宛先・CCに入っていた人に届きます。BCCの人が返信したことが、ほかの受信者に知られてしまうので注意が必要です。

Q. 社内のメールでもBCCは必要ですか?

A. 社内で全員が互いのアドレスを知っている場合は、必ずしも必要ではありません。社外の方が含まれる場合や、受信者どうしにアドレスを知らせない方がよい場合に使います。

Q. CCに入れた上司には、返事を求めてもよいですか?

A. 返事を求めたいなら、上司を宛先(To)に入れ、本文でも「ご確認をお願いします」と書くほうが確実です。

確認問題

答え合わせをしてみましょう

  • 問1 ほかの受信者に、自分のアドレスが見えない欄はどれですか。 答え:BCC

  • 問2 対応してほしい相手は、宛先・CC・BCCのどれに入れますか。 答え:宛先(To)

  • 問3 「全員に返信」をしたとき、BCCで受け取っていた人には届きますか。 答え:届かない(宛先とCCに入っていた人にだけ届く)。

まとめ

  1. 宛先(To)は主な相手、CCは参考に知らせる相手、BCCはほかの受信者に知らせずに送る相手

  2. 対応してほしい人は必ず宛先(To)に入れる

  3. 知り合いではない複数の方へ同じメールを送るときはBCC。アドレスが見えると情報の漏えいになる

  4. 件名は開く前に用件が分かるように付ける

  5. 送る前に、宛先の欄・添付・相手の名前を必ず確かめる

参考にした情報

総務省「国民のためのサイバーセキュリティサイト」電子メールの誤送信 https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/cybersecurity/kokumin/security/business/staff/07/

RFC 5322「Internet Message Format」(To・Cc・Bccの欄の定義) https://www.rfc-editor.org/rfc/rfc5322

監修:株式会社日本マーケティング 編集部

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