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コンバージョンとは 成果を数える基本

2019年8月5日
読了時間: 5分

更新日:2 時間前

成果を数える基本

コンバージョンとは何か、小さな会社やお店が「成果」を決めて数える基本を図解。転換率(コンバージョン率)の計算、入口ごとに数える理由、分母をそろえる注意、改善の進め方まで分かります。

この記事でわかること

  • コンバージョンとは何か、自分の会社やお店の「成果」をどう決めるか

  • 転換率(コンバージョン率)の計算の仕方

  • 入口ごとに数える・分母をそろえるなど、数字を正しく比べるための注意

コンバージョンとは?

コンバージョン(conversion)は、英語で「転換」「変わること」という意味です。マーケティングでは、見ていただけの人が、お客様として行動してくれた状態に変わることを指します。

ホームページなら、

  • 商品を購入した

  • 問い合わせフォームを送信した

  • 予約を完了した

  • 資料をダウンロードした

といった行動がコンバージョンにあたります。Googleのアクセス解析ツール(Googleアナリティクス)でも、こうした「ビジネスの成果につながる行動」を目標として設定し、達成した回数をコンバージョンとして数える仕組みが用意されています。

用語メモ

  • コンバージョン:略して「CV」とも書く。「何をコンバージョンとするか」は会社ごとに自分で決めるもので、決まった答えはない。

何を「成果」にするか、どう決める?

いちばん大切なのは、数え始める前に、何を成果にするかを決めておくことです。決め方の手順は次のとおりです。

事業の目的を一言で書く(例 来店してもらう、予約を増やす、問い合わせを増やす) / お客様がその目的の手前でとる行動を書き出す(例 電話をかける、予約フォームを送る、地図を開く) / 数えられるものを選ぶ フォームの送信完了の画面など、確実に記録が残るもの / 成果は1〜3個に絞る 多すぎると、何が良くなったのか分からなくなる

業種の例

最終の成果

手前の成果(中間の目標)

飲食店

予約の完了

メニューのページを見た、地図を開いた

美容室

予約の完了

料金表を見た

工務店

見積もりの依頼

施工例のページを見た、資料請求

ネットショップ

購入の完了

カートに入れた

最終の成果だけでは件数が少なく、変化が分かりにくいことがあります。そのときは、手前の成果も一緒に数えると、どこでお客様が止まっているかが見えてきます。

転換率はどう計算する?

転換率(コンバージョン率)は、訪れた人のうち、何%がコンバージョンしたかを表す数字です。

転換率(%)= コンバージョンの数 ÷ 訪問の数 × 100

たとえば、1か月にホームページを訪れた人が2,000人で、予約が30件だった場合、

30 ÷ 2,000 × 100 = 1.5%

となります。転換率が分かると、「訪問を増やす」のか「訪れた人が予約しやすくする」のか、どちらに手を打つべきかを考えやすくなります。

訪問からコンバージョンまでの流れと、転換率の計算式を示す図
訪問からコンバージョンまでの流れと、転換率の計算式を示す図

なぜ入口ごとに数えるのか?

お客様がホームページにたどり着く入口は、1つではありません。

ポイント

  • 検索(Googleなどで調べて来た)

  • チラシや名刺のQRコード

  • SNSの投稿

  • 他のサイトの紹介

全体の転換率だけを見ると、どの入口がよく働いているのか分かりません。入口ごとに訪問数とコンバージョン数を分けて数えると、たとえば「チラシから来た人は転換率が高い」「SNSから来た人は多いが予約は少ない」といった違いが見えます。チラシのQRコードに専用のページを用意するなど、入口が区別できる仕掛けを最初に作っておくことがポイントです。

比べるときは「分母」をそろえる

数字を比べるときにいちばん多い間違いが、分母(何に対しての割合か)がそろっていないことです。

比べ方

問題点

先月の「訪問数に対する率」と、今月の「ページの表示回数に対する率」を比べる

分母が違うので比べられない

7日間の数字と、30日間の数字を比べる

期間がそろっていない

訪問が10件で1件成約(10%)と、訪問1,000件で50件(5%)を比べる

件数が少ない方は、たまたまの影響が大きい

率と件数を必ず一緒に書く習慣をつけると、こうした取り違えを防げます。「転換率5%(50件÷1,000件)」のように書けば、読む人も自分で確かめられます。

入口ごとに訪問数とコンバージョン数を分けて、分母をそろえて比べる表の例
入口ごとに訪問数とコンバージョン数を分けて、分母をそろえて比べる表の例

改善はどう進める?

コンバージョンの数を増やす改善は、小さく1つずつが基本です。

ポイント

  • 予約ボタンを、ページの上の方にも置く

  • フォームの入力項目を減らす

  • 料金や所要時間など、お客様が迷うことを先に書く

  • スマートフォンで見たときに、文字やボタンが小さすぎないか確かめる

一度にたくさん変えると、どれが効いたのか分かりません。1つ変えたら、一定の期間を置いて数字を比べる。これをくり返すことが、遠回りに見えていちばん確実な方法です。

よくある質問

Q. 電話での問い合わせもコンバージョンとして数えられますか?

A. 数えられます。ホームページの電話番号のボタンが押された回数を記録する方法や、問い合わせのときに「何を見てお電話くださいましたか」と記録する方法があります。

Q. 転換率は何%あれば良いのですか?

A. 業種や商品、成果の決め方によって大きく違うため、一律の基準はありません。まずは自分の数字を毎月同じ条件で記録し、過去の自分と比べることから始めてください。

Q. アクセス解析ツールが無くても始められますか?

A. 始められます。予約や問い合わせの件数と、そのきっかけを表計算に記録するだけでも、入口ごとの違いは見えてきます。

確認問題

答え合わせをしてみましょう

  • 問1 1か月の訪問が4,000人、問い合わせが20件のとき、転換率は何%ですか。 答え:0.5%(20÷4,000×100)

  • 問2 数字を比べるとき、そろえるべきものを2つ挙げてください。 答え:分母(何に対する割合か)と期間

  • 問3 改善のとき、一度にたくさん変えないほうがよいのはなぜですか。 答え:どの変更が効いたのか分からなくなるため。

まとめ

  1. コンバージョンは、見ていた人がお客様として行動してくれること

  2. 何を成果にするかは、数え始める前に自分で決め、1〜3個に絞る

  3. 転換率=コンバージョン数÷訪問数×100

  4. 入口ごとに分けて数えると、どこが働いているかが分かる

  5. 比べるときは分母と期間をそろえ、率と件数を一緒に書く

参考にした情報

Google アナリティクス ヘルプ「目標について」 https://support.google.com/analytics/answer/1012040?hl=ja

Google 検索セントラル「検索エンジン最適化(SEO)スターターガイド」 https://developers.google.com/search/docs/fundamentals/seo-starter-guide?hl=ja

監修:株式会社日本マーケティング 編集部

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