コンバージョンとは 成果を数える基本
更新日:2 時間前
成果を数える基本
コンバージョンとは何か、小さな会社やお店が「成果」を決めて数える基本を図解。転換率(コンバージョン率)の計算、入口ごとに数える理由、分母をそろえる注意、改善の進め方まで分かります。
この記事でわかること
コンバージョンとは何か、自分の会社やお店の「成果」をどう決めるか
転換率(コンバージョン率)の計算の仕方
入口ごとに数える・分母をそろえるなど、数字を正しく比べるための注意
コンバージョンとは?
コンバージョン(conversion)は、英語で「転換」「変わること」という意味です。マーケティングでは、見ていただけの人が、お客様として行動してくれた状態に変わることを指します。
ホームページなら、
商品を購入した
問い合わせフォームを送信した
予約を完了した
資料をダウンロードした
といった行動がコンバージョンにあたります。Googleのアクセス解析ツール(Googleアナリティクス)でも、こうした「ビジネスの成果につながる行動」を目標として設定し、達成した回数をコンバージョンとして数える仕組みが用意されています。
用語メモ
コンバージョン:略して「CV」とも書く。「何をコンバージョンとするか」は会社ごとに自分で決めるもので、決まった答えはない。
何を「成果」にするか、どう決める?
いちばん大切なのは、数え始める前に、何を成果にするかを決めておくことです。決め方の手順は次のとおりです。

業種の例 | 最終の成果 | 手前の成果(中間の目標) |
|---|---|---|
飲食店 | 予約の完了 | メニューのページを見た、地図を開いた |
美容室 | 予約の完了 | 料金表を見た |
工務店 | 見積もりの依頼 | 施工例のページを見た、資料請求 |
ネットショップ | 購入の完了 | カートに入れた |
最終の成果だけでは件数が少なく、変化が分かりにくいことがあります。そのときは、手前の成果も一緒に数えると、どこでお客様が止まっているかが見えてきます。
転換率はどう計算する?
転換率(コンバージョン率)は、訪れた人のうち、何%がコンバージョンしたかを表す数字です。
転換率(%)= コンバージョンの数 ÷ 訪問の数 × 100
たとえば、1か月にホームページを訪れた人が2,000人で、予約が30件だった場合、
30 ÷ 2,000 × 100 = 1.5%
となります。転換率が分かると、「訪問を増やす」のか「訪れた人が予約しやすくする」のか、どちらに手を打つべきかを考えやすくなります。

なぜ入口ごとに数えるのか?
お客様がホームページにたどり着く入口は、1つではありません。
ポイント
検索(Googleなどで調べて来た)
チラシや名刺のQRコード
SNSの投稿
他のサイトの紹介
全体の転換率だけを見ると、どの入口がよく働いているのか分かりません。入口ごとに訪問数とコンバージョン数を分けて数えると、たとえば「チラシから来た人は転換率が高い」「SNSから来た人は多いが予約は少ない」といった違いが見えます。チラシのQRコードに専用のページを用意するなど、入口が区別できる仕掛けを最初に作っておくことがポイントです。
比べるときは「分母」をそろえる
数字を比べるときにいちばん多い間違いが、分母(何に対しての割合か)がそろっていないことです。
比べ方 | 問題点 |
|---|---|
先月の「訪問数に対する率」と、今月の「ページの表示回数に対する率」を比べる | 分母が違うので比べられない |
7日間の数字と、30日間の数字を比べる | 期間がそろっていない |
訪問が10件で1件成約(10%)と、訪問1,000件で50件(5%)を比べる | 件数が少ない方は、たまたまの影響が大きい |
率と件数を必ず一緒に書く習慣をつけると、こうした取り違えを防げます。「転換率5%(50件÷1,000件)」のように書けば、読む人も自分で確かめられます。

改善はどう進める?
コンバージョンの数を増やす改善は、小さく1つずつが基本です。
ポイント
予約ボタンを、ページの上の方にも置く
フォームの入力項目を減らす
料金や所要時間など、お客様が迷うことを先に書く
スマートフォンで見たときに、文字やボタンが小さすぎないか確かめる
一度にたくさん変えると、どれが効いたのか分かりません。1つ変えたら、一定の期間を置いて数字を比べる。これをくり返すことが、遠回りに見えていちばん確実な方法です。
よくある質問
Q. 電話での問い合わせもコンバージョンとして数えられますか?
A. 数えられます。ホームページの電話番号のボタンが押された回数を記録する方法や、問い合わせのときに「何を見てお電話くださいましたか」と記録する方法があります。
Q. 転換率は何%あれば良いのですか?
A. 業種や商品、成果の決め方によって大きく違うため、一律の基準はありません。まずは自分の数字を毎月同じ条件で記録し、過去の自分と比べることから始めてください。
Q. アクセス解析ツールが無くても始められますか?
A. 始められます。予約や問い合わせの件数と、そのきっかけを表計算に記録するだけでも、入口ごとの違いは見えてきます。
確認問題
答え合わせをしてみましょう
問1 1か月の訪問が4,000人、問い合わせが20件のとき、転換率は何%ですか。 答え:0.5%(20÷4,000×100)
問2 数字を比べるとき、そろえるべきものを2つ挙げてください。 答え:分母(何に対する割合か)と期間
問3 改善のとき、一度にたくさん変えないほうがよいのはなぜですか。 答え:どの変更が効いたのか分からなくなるため。
まとめ
コンバージョンは、見ていた人がお客様として行動してくれること
何を成果にするかは、数え始める前に自分で決め、1〜3個に絞る
転換率=コンバージョン数÷訪問数×100
入口ごとに分けて数えると、どこが働いているかが分かる
比べるときは分母と期間をそろえ、率と件数を一緒に書く
参考にした情報
Google アナリティクス ヘルプ「目標について」 https://support.google.com/analytics/answer/1012040?hl=ja
Google 検索セントラル「検索エンジン最適化(SEO)スターターガイド」 https://developers.google.com/search/docs/fundamentals/seo-starter-guide?hl=ja
監修:株式会社日本マーケティング 編集部
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