bpsとB/sの違い 通信速度の単位
更新日:2 時間前
通信速度の単位
bps(ビット毎秒)とB/s(バイト毎秒)の違いを図解。1バイト=8ビットの関係、k・M・Gの意味、1Gbpsで1GBのファイルは何秒か、の換算の仕方まで、通信速度の単位を基本から分かりやすく解説します。
この記事でわかること
通信速度の単位「bps」と、ファイルの大きさに使う「B(バイト)」の違い
k(キロ)・M(メガ)・G(ギガ)が表す大きさ
「1Gbpsの回線で1GBのファイルは何秒か」を自分で計算する方法
bpsとは? 1秒間に運べるビットの数
bpsは「bits per second」の頭文字で、1秒間に何ビットのデータを運べるかを表す単位です。光回線の「最大1Gbps」、スマートフォンの「下り○○Mbps」など、通信速度はほぼすべてこの単位で書かれています。
用語メモ
ビット(bit):コンピュータが扱う情報の最小の単位。「0」か「1」のどちらか1つを表す。
ビットは「0か1か」の1つ分なので、とても小さな単位です。文字や写真、動画は、このビットを大量に並べて表しています。そのため、通信速度の数字は「1秒に何百万ビット(Mbps)」「何十億ビット(Gbps)」と大きな数になります。
B/sとは? bとBは何が違う?
一方、ファイルの大きさやスマートフォンの容量は、B(バイト)という単位で表します。「写真1枚3MB」「容量128GB」などです。
小文字のb=ビット(bit)
大文字のB=バイト(Byte)
1バイト=8ビット
1バイトは8ビットをひとまとまりにした単位で、半角の英数字1文字がおよそ1バイトにあたります。速度を「1秒間に何バイト運べるか」で書いたものがB/s(バイト毎秒)で、パソコンでファイルをコピーするときの表示などに使われます。
表記 | 読み方 | 意味 | 主な使われ方 |
|---|---|---|---|
bps(b/s) | ビーピーエス | 1秒あたりのビット数 | 回線の速度、Wi-Fiの規格 |
B/s | バイト毎秒 | 1秒あたりのバイト数 | ファイルのダウンロード・コピーの表示 |
B | バイト | データの量 | ファイルの大きさ、記憶容量 |
同じ速さでも、bpsで書くとB/sの8倍の数字になります。小文字か大文字かの1文字で8倍違うので、見間違えないことが大切です。

k・M・Gはどれくらいの大きさ?
単位の前に付くk(キロ)・M(メガ)・G(ギガ)・T(テラ)は、大きさを表す接頭語です。通信速度では、国際単位系(SI)と同じく1,000倍ずつで数えます。
接頭語 | 読み方 | 倍率 | 例 |
|---|---|---|---|
k | キロ | 1,000 | 64kbps=1秒に64,000ビット |
M | メガ | 1,000,000(100万) | 100Mbps=1秒に1億ビット |
G | ギガ | 1,000,000,000(10億) | 1Gbps=1秒に10億ビット |
T | テラ | 1兆 | 1Tbps=1秒に1兆ビット |
用語メモ
1,024倍の数え方:パソコンの記憶容量では、2の10乗=1,024倍ずつ数える習慣もある。これを区別するため、国際電気標準会議(IEC)は1998年に「Ki(キビ)」「Mi(メビ)」「Gi(ギビ)」という別の接頭語を定めた。
そのため、パソコンの画面に出るファイルの大きさと、カタログの数字が少しずれることがあります。通信速度の計算では、まず「1,000倍ずつ」で考えて問題ありません。
換算してみよう 1Gbpsで1GBは何秒?
計算の手順は、単位をビットにそろえる → 速度で割るだけです。
ファイルの大きさをビットにする:1GB × 8 = 8Gb(8ギガビット)
速度で割る:8Gb ÷ 1Gbps = 8秒
つまり、理論上は1Gbpsの回線で1GBのファイルを送るのに8秒かかります。同じように考えると、次のようになります。
速度 | 1GBを送るのにかかる時間(理論値) |
|---|---|
10Mbps | 約800秒(約13分) |
100Mbps | 約80秒 |
1Gbps | 約8秒 |
10Gbps | 約0.8秒 |
実際には、通信の制御に使われる情報(ヘッダなど)や、回線の混雑、Wi-Fiの状態などがあるため、この時間より長くかかります。表の数字は「最短でもこれくらい」という目安です。

よくある見間違いは?
ポイント
「100MB/s」と「100Mbps」を同じだと思う:100MB/sは800Mbpsにあたり、8倍違います
ダウンロード画面の「12MB/s」を遅いと思う:12MB/sは約96Mbpsで、100Mbpsの回線ならほぼ上限に近い数字です
データ容量の「GB」と速度の「Gbps」を混同する:「月20GB」はデータの量、「1Gbps」は1秒あたりの速さで、意味がまったく違います
スマートフォンの料金プランの「GB」は使える量、回線の「Mbps」は流れる速さ、と分けて覚えると混乱しにくくなります。
速度の数字を見るときのコツは?
通信速度には「下り(ダウンロード)」と「上り(アップロード)」があります。広告やカタログの「最大○Gbps」は、多くの場合、規格上の最大値です。実際の速度は、測る時間帯・場所・機器で変わります。
速度テストの結果を見るときは、
ポイント
単位がbpsかB/sかを確かめる
下りと上りを分けて見る
時間帯を変えて何回か測る
の3つを意識すると、数字を正しく読めるようになります。
よくある質問
Q. Mbpsとmbpsは同じですか?
A. 正しくは大文字のMを使ったMbpsです。小文字のmはミリ(1,000分の1)を表すため、本来は別の意味になります。
Q. 動画を見るには何Mbpsあれば足りますか?
A. 画質やサービスによって違います。目安は各動画サービスの公式のヘルプに書かれているので、そちらで確認するのが確実です。
Q. bpsの数字が大きいほど、必ず速く感じますか?
A. 大きな数字は流せる量が多いことを表しますが、ウェブの表示の速さには、応答の速さ(遅延)なども関係します。速度の数字だけで体感が決まるわけではありません。
確認問題
答え合わせをしてみましょう
問1 1バイトは何ビットですか。 答え:8ビット
問2 100MB/sをbpsで表すと何Mbpsですか。 答え:800Mbps(100×8)
問3 1Gbpsの回線で、500MBのファイルを送るのにかかる時間は理論上何秒ですか。 答え:4秒(500MB×8=4,000Mb=4Gb、4Gb÷1Gbps=4秒)
まとめ
bpsは1秒あたりのビット数。通信速度の単位
Bはバイト。1バイト=8ビット。小文字のbと大文字のBで8倍違う
通信速度のk・M・Gは1,000倍ずつ
送る時間は「大きさ(ビット)÷速度」。1Gbpsで1GBは理論上8秒
データの「量(GB)」と「速さ(Gbps)」を混同しない
参考にした情報
NIST「Definitions of the SI units: The binary prefixes」(IECの二進接頭語) https://physics.nist.gov/cuu/Units/binary.html
NIST「Metric (SI) Prefixes」 https://www.nist.gov/pml/owm/metric-si-prefixes
イッツコム 法人向けコラム「通信速度の単位bpsとは」 https://www.itscom.co.jp/forbiz/column/office-environment/3097/
監修:株式会社日本マーケティング 編集部
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