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bpsとB/sの違い 通信速度の単位

2021年10月18日
読了時間: 5分

更新日:2 時間前

通信速度の単位

bps(ビット毎秒)とB/s(バイト毎秒)の違いを図解。1バイト=8ビットの関係、k・M・Gの意味、1Gbpsで1GBのファイルは何秒か、の換算の仕方まで、通信速度の単位を基本から分かりやすく解説します。

この記事でわかること

  • 通信速度の単位「bps」と、ファイルの大きさに使う「B(バイト)」の違い

  • k(キロ)・M(メガ)・G(ギガ)が表す大きさ

  • 「1Gbpsの回線で1GBのファイルは何秒か」を自分で計算する方法

bpsとは? 1秒間に運べるビットの数

bpsは「bits per second」の頭文字で、1秒間に何ビットのデータを運べるかを表す単位です。光回線の「最大1Gbps」、スマートフォンの「下り○○Mbps」など、通信速度はほぼすべてこの単位で書かれています。

用語メモ

  • ビット(bit):コンピュータが扱う情報の最小の単位。「0」か「1」のどちらか1つを表す。

ビットは「0か1か」の1つ分なので、とても小さな単位です。文字や写真、動画は、このビットを大量に並べて表しています。そのため、通信速度の数字は「1秒に何百万ビット(Mbps)」「何十億ビット(Gbps)」と大きな数になります。

B/sとは? bとBは何が違う?

一方、ファイルの大きさやスマートフォンの容量は、B(バイト)という単位で表します。「写真1枚3MB」「容量128GB」などです。

  • 小文字のb=ビット(bit)

  • 大文字のB=バイト(Byte)

  • 1バイト=8ビット

1バイトは8ビットをひとまとまりにした単位で、半角の英数字1文字がおよそ1バイトにあたります。速度を「1秒間に何バイト運べるか」で書いたものがB/s(バイト毎秒)で、パソコンでファイルをコピーするときの表示などに使われます。

表記

読み方

意味

主な使われ方

bps(b/s)

ビーピーエス

1秒あたりのビット数

回線の速度、Wi-Fiの規格

B/s

バイト毎秒

1秒あたりのバイト数

ファイルのダウンロード・コピーの表示

B

バイト

データの量

ファイルの大きさ、記憶容量

同じ速さでも、bpsで書くとB/sの8倍の数字になります。小文字か大文字かの1文字で8倍違うので、見間違えないことが大切です。

1バイトは8ビットであることと、bpsとB/sの関係を示す図
1バイトは8ビットであることと、bpsとB/sの関係を示す図

k・M・Gはどれくらいの大きさ?

単位の前に付くk(キロ)・M(メガ)・G(ギガ)・T(テラ)は、大きさを表す接頭語です。通信速度では、国際単位系(SI)と同じく1,000倍ずつで数えます。

接頭語

読み方

倍率

例

k

キロ

1,000

64kbps=1秒に64,000ビット

M

メガ

1,000,000(100万)

100Mbps=1秒に1億ビット

G

ギガ

1,000,000,000(10億)

1Gbps=1秒に10億ビット

T

テラ

1兆

1Tbps=1秒に1兆ビット

用語メモ

  • 1,024倍の数え方:パソコンの記憶容量では、2の10乗=1,024倍ずつ数える習慣もある。これを区別するため、国際電気標準会議(IEC)は1998年に「Ki(キビ)」「Mi(メビ)」「Gi(ギビ)」という別の接頭語を定めた。

そのため、パソコンの画面に出るファイルの大きさと、カタログの数字が少しずれることがあります。通信速度の計算では、まず「1,000倍ずつ」で考えて問題ありません。

換算してみよう 1Gbpsで1GBは何秒?

計算の手順は、単位をビットにそろえる → 速度で割るだけです。

  1. ファイルの大きさをビットにする:1GB × 8 = 8Gb(8ギガビット)

  2. 速度で割る:8Gb ÷ 1Gbps = 8秒

つまり、理論上は1Gbpsの回線で1GBのファイルを送るのに8秒かかります。同じように考えると、次のようになります。

速度

1GBを送るのにかかる時間(理論値)

10Mbps

約800秒(約13分)

100Mbps

約80秒

1Gbps

約8秒

10Gbps

約0.8秒

実際には、通信の制御に使われる情報(ヘッダなど)や、回線の混雑、Wi-Fiの状態などがあるため、この時間より長くかかります。表の数字は「最短でもこれくらい」という目安です。

速度ごとに1GBのファイルを送る時間(理論値)を比べた図
速度ごとに1GBのファイルを送る時間(理論値)を比べた図

よくある見間違いは?

ポイント

  • 「100MB/s」と「100Mbps」を同じだと思う:100MB/sは800Mbpsにあたり、8倍違います

  • ダウンロード画面の「12MB/s」を遅いと思う:12MB/sは約96Mbpsで、100Mbpsの回線ならほぼ上限に近い数字です

  • データ容量の「GB」と速度の「Gbps」を混同する:「月20GB」はデータの量、「1Gbps」は1秒あたりの速さで、意味がまったく違います

スマートフォンの料金プランの「GB」は使える量、回線の「Mbps」は流れる速さ、と分けて覚えると混乱しにくくなります。

速度の数字を見るときのコツは?

通信速度には「下り(ダウンロード)」と「上り(アップロード)」があります。広告やカタログの「最大○Gbps」は、多くの場合、規格上の最大値です。実際の速度は、測る時間帯・場所・機器で変わります。

速度テストの結果を見るときは、

ポイント

  • 単位がbpsかB/sかを確かめる

  • 下りと上りを分けて見る

  • 時間帯を変えて何回か測る

の3つを意識すると、数字を正しく読めるようになります。

よくある質問

Q. Mbpsとmbpsは同じですか?

A. 正しくは大文字のMを使ったMbpsです。小文字のmはミリ(1,000分の1)を表すため、本来は別の意味になります。

Q. 動画を見るには何Mbpsあれば足りますか?

A. 画質やサービスによって違います。目安は各動画サービスの公式のヘルプに書かれているので、そちらで確認するのが確実です。

Q. bpsの数字が大きいほど、必ず速く感じますか?

A. 大きな数字は流せる量が多いことを表しますが、ウェブの表示の速さには、応答の速さ(遅延)なども関係します。速度の数字だけで体感が決まるわけではありません。

確認問題

答え合わせをしてみましょう

  • 問1 1バイトは何ビットですか。 答え:8ビット

  • 問2 100MB/sをbpsで表すと何Mbpsですか。 答え:800Mbps(100×8)

  • 問3 1Gbpsの回線で、500MBのファイルを送るのにかかる時間は理論上何秒ですか。 答え:4秒(500MB×8=4,000Mb=4Gb、4Gb÷1Gbps=4秒)

まとめ

  1. bpsは1秒あたりのビット数。通信速度の単位

  2. Bはバイト。1バイト=8ビット。小文字のbと大文字のBで8倍違う

  3. 通信速度のk・M・Gは1,000倍ずつ

  4. 送る時間は「大きさ(ビット)÷速度」。1Gbpsで1GBは理論上8秒

  5. データの「量(GB)」と「速さ(Gbps)」を混同しない

参考にした情報

NIST「Definitions of the SI units: The binary prefixes」(IECの二進接頭語) https://physics.nist.gov/cuu/Units/binary.html

イッツコム 法人向けコラム「通信速度の単位bpsとは」 https://www.itscom.co.jp/forbiz/column/office-environment/3097/

監修:株式会社日本マーケティング 編集部

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